応急危険度判定士 

地震の多い日本、いやこの頃といいましょうか。
昨日は、被災建築物 応急危険度判定士の更新の講習でした。


約10年ほど前に最初に応急危険度判定士の登録を済ませていましたが
被災現場に出たことはまだありません。
ここ10年で何度も大きな地震がありましたが、滋賀県に近い地域では
ないので出番がないというのもあるのですが。

地震が発生し、建物に被害が出たなら所有者は不安です。
被害がでているかどうかさえわからないこともあり、余震を考えると
尚も不安になるでしょう。この家の中にいて大丈夫なのか・・・と。

なのでいち早く、建物の判定に一軒一軒を迅速に調査してゆくのが
応急危険度判定士の作業です。
危険 要注意 調査済
のそれぞれのステッカーをはり、所有者や周りに注意を促すことです。
不用意に建物に立ち入らないため、二次災害を防ぐために大事な作業でしょう。

でも建物の復旧の現場実務は各工事の職人です。応急処置ならだれでも
というわけではないですが、家の人でも頑張ることでしょう。
でも年配の方など高いところに登るのは無理があります。
でも多くの被害が出た場合、職人が足らなくなるのは必至です。
少しでも早く家を直したい、でも人手が足らない・・・必ずそうなります。

建築の専門である建築士も知識があっても現場実務(作業)ができないのが
大半の建築士・・・なのが現実です。
現場作業の職業が違うといえばそうかもしれませんが、なにも現場作業員と
同等の作業までできなくてもいいんです。
工具すら手にしたこと事がない建築士では非常の現場ではお呼びでないと
私はそう思います。
せっかくの建築の知識を、現場の作業という、リアルな場面で発揮できる・・・
ことは日常の建築現場でもよりよい建築ができると私は思います。
人手が足りない被災地なら尚更、みんなの力になれるでしょう。

言葉は悪いですが、口だけでなく手も動かせと。



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2016年11月10日 Posted by西川真悟建築設計 at 08:38 │Comments(0)スタッフ日記

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