上棟の前準備
上棟にむけて、構造の一番下の部材 土台 の敷設。
部材は 4寸桧
作業中
上棟日は晴れるといいですね。

土台
見てのとおり、家の構造材の一番下になる部分です。
この上に柱を立て(一部柱を基礎天端まで落とします)、
横架材(梁)を組み、小屋組(屋根)を行い
家の骨格とします。
土台の役割は
ただこれらの部材や建物の荷重を一番下で受け止めるというだけでなく
地震や風による、横揺れになったとき
柱から隣の柱へ力を伝えていく役割もあります。
つまり、柱上の梁と同じ働きも行います。
ゆうなれば、基礎の上にのっている梁というイメージでしょうか。
そして基礎は
ただ家の重さを支える、地面と建物の間のコンクリート
ではなく、地面に埋め込んだ 梁 という見方です。
家の重さは最終的に基礎を通じて、地盤に伝えます。
地盤は同等の反力でもって下から家を突き上げます。
同等の反力ゆえに、建物は静止して安定します。
このバランスを失うと、地面に基礎がめりこみ・・・
家が傾きます。
この理屈を理解しないと
ただただ頑丈な基礎がいい
とか
ベタ基礎だから大丈夫
などと安易に考えてしますわけですね。
西川真悟